凄まじいまでの評判の高さにつられて先日見てきました、映画「ダークナイト」。
20時15分からの最終回で、外は雷雨。
この映画を見る絶好のシチュエーション(実は「暗黒の夜」ではなくて「暗黒の騎士」だったんだが)。
まず脚本がイイ。
バットマンと熱血検事(←のちにモンスター化)とヒロインの三角関係の物語だけだと暗くて陰鬱。
バットマン対ジョーカーの物語だけだと薄っぺらくなりそう。
この2つをうまく融合させてます。
最大の欠点は、「前作(バットマンビギンズ→)を見てないと、映画の前半はついてこれないかも」ってこと。
前作でのお約束(「ヒロインはバットマンの正体を知っている」「ゲイリーオールドマンがバットマンの理解者」「スケアクロウは前作の敵役」とか)を知らないと、意味がよくわからないカットがいくつもあると思う。
幸いこのエントリを読んで前作を見ていた私は、置いてけぼりを食わずにすみました。
【以下ネタバレ】
ネットで大絶賛のジョーカー(=故ヒースレジャー)ですが、私にはちょっと物足りなかった。
もっと残酷な面を見たかった。
怯える相手の頬を笑いながら切り裂く、とかね。頭の中では「イイ男になったじゃねえか!ギャッハッハ」っていうジョーカーのセリフが用意されてたんだが、実現せず。
・・・タランティーノの見すぎ?(R-15映画ではないので無理か)
ジョーカーが「トゥーフェイスの生みの親」という設定になってるので、バットマンやトゥーフェイスよりも1枚も2枚も上手という印象になってます(さらに前作の敵役スケアクロウはもう1ランク下)。
結果、バットマン対トゥーフェイスの対決クライマックスは、逆恨みでゲイリーオールドマンの家族を巻き込む、というワケのわからないものになってしまった。
あそこはやはり、三角関係の3人で決着をつけたかった場面なのでは?(ジョーカーのせいでヒロインが死んじゃってるんで無理なんだが)
なんといっても役得すぎるよジョーカー。
バットマンは「正義とは?」とか悩むくせに、ジョーカーは悪に絶対の確信を持ってるので見てて爽快。
鑑賞時は「ジョーカーが悩む場面もあるかな?」と思ってたんだけど、そんなの一切ナシ。
フルスロットルで狂気を演じてます。
クレバーな狂人って、役者だったら誰でもやりたがるんじゃない?
以下、ジョーカー役をやったらハマりそうな役者ランキング(年齢不問)。
他の役で出てるゲイリーオールドマンと、昔演じたジャックニコルソンは除外。
3位:デニスホッパー
「ブルーベルベット」のフランク!
2位:マルコムマクダウェル
ジョーカーが出てきた瞬間から「時計仕掛けのオレンジ」のアレックスを連想。
1位:クリストファーウォーケン
ヒースレジャーのジョーカーで唯一不満だったのが「もうちょっと手足がひょろ長くてトランプのジョーカー的な、ナイトメアビフォークリスマスっぽい体型だったらいいのにな」と思ってました。
クリストファーウォーケンなら申し分なし。
狂気を演じさせたら折り紙つき。
・・・って、オレってばジョーカーのことばっか書いてんじゃん。
何だかんだ言っても魅了されてしまったらしい。
もう1回見にいってしまいそうな予感。
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