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2015.06.05

原子力研究所員の恐怖




「映画をセリフで説明してはいけない」という本を読んだときに、伊丹十三のエッセイを思い出しました。
「あっ!あれは原子力発電所を襲った大怪獣ゲボラだ!」なんて脚本は最低だ、といった内容です。
昔読んだものですが印象に残っており、ブログにも引用しました。
曖昧なままなので多少気が引けました。
この話なんて本に載ってたんだっけ?

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◆ネットで探してみる
ネットで「伊丹十三 エッセイ 脚本論」などでさがしても見つかりません。
監督としてブレイクする前に書いたものなので、情報量が少ない。
「女たちよ!」か「再び女たちよ!」のどちらかに収録されてたと思うんだが---


◆大型書店へ
家の本棚には「女たちよ!」も「再び女たちよ!」も見当たらず。
実家のどこかで眠っているのでしょう。
近所の書店にはさすがになかったので、日本橋の丸善へ。

さすがに名エッセイのほまれ高い両書、どちらもありました。
ところが目次にそれらしきものが見当たりません。
人間の頭というのは不思議なもので、書店で立っている間に脳内で答が見つかりました。
これ「女たちよ」よりも古い「ヨーロッパ退屈日記」だ。


◆図書館へ
残念ながら「ヨーロッパ退屈日記」は書店で見つからず。
こうなったら意地です、図書館まで行きました。
見つけたときは嬉しかった。
せっかくなので本書56ページから引用します。

原子力研究所員の恐怖
たとえば原子怪獣ラドン、のような奴が突如出現する。逃げ惑う群衆。その中に原子力研究所の所員がいる。彼のクローズアップになると、彼は恐怖に顔を引きつらせ、わななく指で怪物の方を指し示しながら叫ぶ。
「あっ!あれは、うちの所長を殺したラドンだ!」
(伊丹十三「ヨーロッパ退屈日記」より)

あぁスッキリした。


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コメント

ああぁ懐かしい---。映画と全然関係ありませんが、目玉焼きの正しい食べ方なんてのもあったなぁ と思いだしたです。

投稿: あおやん | 2015.06.05 21:10

あおやん<
あぁ、あおやんも好きそうだね。
スパゲティの正しいゆで方とか。
で、実はこの話には続きがあって、家に帰ったらこの本が本棚の片隅にありました(笑)。

投稿: ghid | 2015.06.05 22:42

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