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2012年2月

2012.02.24

「歌う不動産鑑定士」がスペースシャワーTVに登場

緊急告知です。
私が参加している音楽ユニット「歌う不動産鑑定士」が本日19:45から放送される「全日本スキマミュージックTV ~SMJTV~」に登場します。
CS放送なので見られる人は限られると思いますが、視聴可能な方はぜひチェックしてみてください。

……というか、PVに対してコメントなんかもあるだろうから、誰か録画して見せてくれたら嬉しい。


歌う不動産鑑定士とは↓。

専用カテゴリもあります。

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2012.02.21

「秒速5センチメートル」周辺メディア巡り-その4[加納本]

前回からのつづきです。
最初から読みたい奇特な方はこちらからどうぞ。


こうなっては仕方がない、最後の1冊を読んでから考えることにしよう。
最後の1冊は、加納新太という人が書いた「秒速5センチメートル one more side」という本です。
新海監督作品のノベライズを担当したことのある方だそうです。

で、結論から言うと、私この小説ぜんぜんダメでした。
ファンの方、すみません。
なので、この小説が好きな方はここから先はお読みにならない方がいいかも知れません。

****

この小説は映画と同じ3話構成なのですが、1話につき1回ずつ超常現象(らしきもの)が起こります。
話を追うごとに章番号が小さくなり、超常現象へのカウントダウンになっている、という変わった構成です。

1回目の超常現象は桜の木の下のキス。
ヒロインと主人公は、まるで「2001年宇宙の旅」のボウマン船長のように、宇宙の秘密がわかってしまいます。
「わかったような気がした」ではなく、「わかった」と断言しています。
70年代ロック的に言えば、あるはずのない「天国への階段」を手に入れ、見えるはずのない「Dark side of the Moon」を見ることができ、映画「欲望」の主人公のように見えないボールを投げ返すことができてしまうのです(このへんのややこしい話はこちら)。
そりゃ「言葉にできない何か」は文学の永遠のテーマなんだろうし、映画にもそれらしき表現はあるけどね。
ここまで断言してしまうと、物語全体がいびつになってしまったような。

2回目はロケットの打ち上げ。
ここでは多少表現は抑えられてますが、たぶん主人公には天国への階段(「賢者の石」でも「モノリス」でも何でもいいんだが)を目指してロケットが飛んでいくように見えたようです。
ちなみに第2話で主人公の心は「ここではないどこか(アヴァロン)」をさまよっています。ここでも70年代ロックの雄、ロキシーミュージックが登場。

3回目はラストの踏切。
主人公は彼女とすれ違った瞬間にすべてを理解し、すべてを悟ってしまいます。
いわゆる「百万の言葉を費やすよりもひとつの○○が真実を伝えてくれる」状態(○○には人によって好きなものが入ります。「ジミヘンのギターの音」「一枚の絵」「深宇宙からの光」etc)。
ここでは「幸福そうな彼女の存在そのもの」なのでしょう。
このレトリックは実は大好物なんですが、今では「厨二病」の一言で片付けられてしまいそう。
言葉を交わさずに多くのことがわかるなんて、そりゃ単なる「思い込み」だろ、って。

****

他にもいろいろ違和感はありましたが、特にヒロインの描写に「?」でした。
第1話は映画と違ってヒロインの視点で語られるのですが、なんだか暗い。心閉ざしすぎ。魅力ない。
映画やコミックで、主人公に対してちょっとお姉さん目線の彼女とは、同一人物には思えませんでした。

ところが第3話では、片思いの大学講師の研究室に押しかけたりするストーカーじみた積極性を身につけています。
この講師がまた人間離れした変人(ロケット人間?)で、彼女を一切受けつけません。
何これ?このエピソード必要?

大学入学時の場面もずいぶんと奇妙に感じました。
初めての一人暮らしにウキウキ。
入学式は桜が満開。
これを誰かと一緒に見なければ、という発想が浮かぶ様子はまったくありません。
あれから5年しか経ってないのに。

ラストの踏切のシーンも、表面的に見れば新婚生活で浮かれていたヒロインは、運命の人とすれ違ったことに気づきもしません。
何から何まで違和感だらけ。

いずれにせよこの小説は「『遮断機が上がると彼女はいない』という描写が先にあって、後から無理やり---それこそ超常現象まで持ちだして---辻褄合わせを考えたモノ」にしか映りませんでした、アホな私には。

****

この小説のファンの方、文句ばかりで申しわけありません。
以下に紹介するエントリで、お口直しをどうぞ。
こちらの方もすべてのメディアに目を通したうえ、愛情あふれる一文---めちゃ長い---を成されています。
感想は大きく違いますが、同じくこの映画を愛する者として、大変大変楽しく拝読いたしました。
敬意を込めてリンク&トラックバックさせていただきます。

遅れてきた突っ込み
秒速5センチメートル one more side 感想
<「羨ましい悲恋」としての桜花抄>
まず始めに著者である加納新太さんに最大限の賛辞を贈りたいと思います(続きはwebで……じゃなくてリンク先で)。

……結果的にボロクソ書いてしまいましたが、映画はやっぱり星5つです、特に第1話。

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2012.02.17

「秒速5センチメートル」周辺メディア巡り-その3[新海本]

前回からのつづきです。
最初から読みたい奇特な方はこちらからどうぞ。


まずは監督の本をamazonで注文しました。
監督自身の著書ということで、一見原作に思えますが、これもコミック版と同様に映画をノベライズしたものです。
読み始めると物語を熟知していることもあり、2時間ほどで読了。
第3話ではいくつか発見もあり、ネタバレ的に楽しむことができました。
しかし……

ラストの踏切のシーンで大きな違和感がありました。
引用します。

踏切を渡りきったところで彼はゆっくりと振り返り、彼女を見る。彼女もこちらをゆっくりと振り返る。そして目が合う。
心と記憶が激しくざわめいた瞬間、小田急線の急行がふたりの視界をふさいだ。

このあと、電車が通り過ぎる前に小説は終わります。
それにしても「目が合った」?「心と記憶が激しくざわめいた」?
それってすれ違ったのはヒロイン本人ってこと?
まさかね。

実は嫌な予感はずっと前からありました。
ネットで見かける感想は、9割方、踏切ですれ違うのはヒロインであるという前提で書かれています。
やがて決定的な一文を見つけてしまいました。

2007/3/28 トークショー@シネマライズのレポート(5/5)
監督インタビューで「ラストシーンについて」の答
明里があそこでいなくなっていたからこそ、貴樹は次の一歩を踏み出していける(もしいたら不倫になっちゃいますし)

さすがにこれを見つけたときは、大リーグボールを打たれた星飛雄馬のようにガックリと膝から崩れ落ちました。
なんじゃそりゃ。
「不倫になっちゃいますし」だぁ?
軽すぎだろうが。

ラストに現れたのがヒロイン本人だとしたら、いくつも受け入れがたい点が出てきます。

  1. ヒロインは気づいていなかったの?思い出の場所で運命の人と出会って気づかないほど彼女は鈍感だったっけ?違う。我々は彼女がとても繊細だったことを知っている。じゃあ逃げたってこと?なんで?10数年ぶりに会った運命の人を置いて、今の生活を大事にしたい冷血なエゴイストになってしまったの?
  2. 主人公はなぜ追いかけないの?バックでは山崎まさよしが「♪すべて捨てて抱きしめてみせるよ」って力いっぱい歌ってるのに、歌と全然違うやん。それを唇の端でふっと笑っただけなんて…
  3. 思い出の場所で思い出の人と再会なんて、今さら「君の名は」をやられても困ります。それとも安手の韓流ドラマなのかこれは?

とてもとても混乱しました。

*****

「ALWAYS 続・三丁目の夕日」に似たような場面があります。
薬師丸ひろ子がかつての婚約者である上川隆也と思い出の橋で再会するシーン。
婚約していながら戦争で別れ別れになり、10年ぶりに再会するとお互いに所帯を持っていた、という、ある意味「秒速5センチメートル」よりもずっと深刻なシチュエーションです。
では2人は視線も言葉も交わさずに去ったのかというと、そんなことは全然なく、再会を喜び合い、近況報告を交わして別れます。
上川はちょっと未練ありげだけど、サバサバした薬師丸を見て、やがて吹っ切れた表情でその場を立ち去ります。

コレが普通の演出でしょう。
逆にここで含みを持たせると、ドラマ的には2人の新たな関係を展開させなければいけなくなるし。

「遮断機が上がると彼女はいない」という画を優先し、登場人物の心情は二の次にする、という監督の判断が正しいのかどうかわかりません。
私には到底受け入れることはできませんが……。

*****

こうなっては仕方がない、最後の1冊を読んでから考えることにしよう。何かヒントがあるかも知れないし。

ということで、次回「秒速5センチメートル」周辺メディア巡り-最終回[加納本]」につづきます。

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2012.02.15

「秒速5センチメートル」周辺メディア巡り-その2[コミック]

前回からのつづきです。


そんなある日、行きつけの「つたや」でこの映画のコミカライズを発見しました。

読んでみると、後発---これはあくまでもコミカライズで、原作本ではない---ということもあってエピソードもたくさん追加されており、とてもとても楽しめました。
特に映画では一瞬しか出番のなかった社会人時代の彼女(メガネ)との馴れ初めから別れまでは、映画を見た人なら必見かも知れません。
メガネを○○まで連れて行って置き去りにする鬼畜のような主人公、とかね。

そして問題の踏切のシーン。
描写は映画とほとんど変わりませんが、主人公が踏切から去ったあと、小学生姿のヒロインが現れ、去っていった主人公に手を振って別れを告げます。

踏切ですれ違ったのは「ヒロインに似てる人」だと思ってたけど、ここでの出来事は、最初から最後まで主人公の心象風景だったのかも?
すれ違った人からして幻だったのかも?
だとしたら高校時代の夢に出てきた謎の女性(主人公の理想どおりにヒロインが成長した姿?)が、久しぶりに思い出の踏切で現れたのかも?

などと、いろいろと考えさせてくれました。
いずれにせよ良いエンディングであることに変わりはありません(白昼夢を見ちゃうような人が簡単に立ち直れるのかどうかは別にして)。

ところでコミック版にはこのあとにエピローグが追加されており、第2話のサーファーを不憫に思った人は溜飲を下げることになります。
読者サービス行き届きすぎ。

映画のファンだからこそ、この作品を心から楽しむことができたと思いました。
せっかくここまでつきあったんだから、例の小説も読んでみるか、と考えました。

この物語の小説は2種類出版されてます。
1冊は監督自身が書いた「小説・秒速5センチメートル」。
もう1冊は別の作者が書いた「秒速5センチメートル one more side」という本です。

まずは監督の本をamazonで注文しました。

*****

今にして思えば、コミック版を読んだ時点でやめておけばよかったのかも知れません。

「秒速5センチメートル」周辺メディア巡り-その3[新海本]につづく

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「秒速5センチメートル」周辺メディア巡り-その1[DVD]

5年前にネットで静かに浸透し、熱狂的な信者を生んだアニメ(一部では童貞御用達との陰口も)について、今さら書いてるオレって死ぬほど気持ち悪いなぁと正直思います。
でもこの1ヶ月あまり、この作品のことをぼんやりと考えてる時間も確かに多かったので、記録として残しておきます。
映画をご覧になったことのない方、興味のない方はもちろんスルー推奨。

*****

この作品とは出会いからして不幸でした。
DVDを借りて、さっそく見ようとばかりテレビのスイッチを入れたその刹那、ニュースでアナウンサーに「元オウムの平田が借りたこの作品は、幼い日の恋が結ばれなかった男女の純愛の物語云々……」と、思いっきりネタバレされましたからね(詳細はこちら)。

なので、初見時には第2話終了の時点で「ふむふむ、あんなに好き好き光線を出してくるサーファーを拒絶してるんだから、主人公は東京の大学でヒロインに再会、でもなぜかすれ違ってしまい破局」という展開になるのね?と確信していました。
ところがいきなり説明不足のミュージックビデオ状態でしょ?
第1話2話では過剰なくらいモノローグで説明してくれてたのに……
古い表現だけど「目が点」状態でした。

釈然としないまま1週間が過ぎ、アホ丸出しでもう1回借りてきました。
この映画を「わけわからん」と切り捨ててしまうには、第1話はあまりにも美しく、あまりにも完璧でしたから(今でも駅の再会シーンを見ると熱いものがこみ上げてしまうアホなわたし)。

DVDを何度か再生し、なるべく検索しないようにしてたネットのネタバレもチラ見して得た---少なくとも私の中で整合性が取れた---結論は以下のとおりでした。

初恋が完璧すぎて、大人になってから他人とのコミュニケーションがうまくいかず、失業&恋人と別れて荒んだ生活を送っていた主人公。そんな主人公が想い出の場所で初恋の彼女に似た人を見かけて「そうだ、オレはあの娘とちゃんとした大人になるって約束をしたんだっけ」と思い直し、再生していく物語

あぁなんて抑制のきいた素晴らしい物語だろう。
ネットの評判もむべなるかな。
こりゃ間違いなく星5つだな、とばかりにツイートしたのがコレ

そんなある日、行きつけの「つたや」でこの映画のコミカライズを発見しました。

「秒速5センチメートル」周辺メディア巡り-その2[コミック] につづく。

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2012.02.13

ホイットニー訃報のニュースに対するサンデージャポン出演者の反応

昨日テレビ朝日の「サンデージャポン」を見ていたら、生放送中にホイットニー・ヒューストン死亡の臨時ニュースが。
そのときに激しく違和感があったので思わずツイート。

ちょっと補足すると、出演者は訃報のニュースを聞いても一切コメントをすることもなく、決められたコーナーをつつがなく、いつものように盛り上げながら進行。
見ているこちらには大きな違和感が残りました。
もちろんタイムテーブルを守ることや、スポンサータブー(ホイットニーの所属レコード会社を瞬時に答えられる奴はそういないと思う)に対応できないなどの理由はあったのでしょうが。

その直後に思い出したのが数年前の違和感。

マイケルが死ぬ前、一般の日本人の印象って「なんか白くなった奴」「顔変わってるし」「ディズニーランドみたいな家って差し押さえられたんだっけ?」「猿死んじゃったんだよね」「エレファントマンの標本持ってるって?」「幼児愛問題で裁判やってるんでしょ?」が主だったと思うんだけど(少なくともオレはそうだった)、死んだとたんに絶賛の声のオンパレード。
テレビでは「スムーズ・クリミナル」「BEAT IT」のPVのヘビロテ(さすがにスリラーはちょっと少なかった印象)。
そしていつの間にか神に。

穿った見方をすれば、これはまだ「This is it」が商売になるということで、メディアが対応方針を決めた可能性もあると思ってます。

なので実はひそかに今後のホイットニーがどのようにマスコミで扱われるか興味津々(←つくづく下衆な奴 汗)。「Always love you」1本じゃ乗りきれないと思うなぁ。

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2012.02.01

1月に見た映画のまとめ

今年からレンタルだろうがテレビ録画だろうが、最後までちゃんと見た映画はツイッターでつぶやいてメモに残しておくことにしました。
1月も終わりなので、今月分をtogetterで集計してみると……

映画は全部で19本(劇場2、レンタル4、テレビ録画13)。
読み返してみると感想があまりにも幼稚なので軽くウツに。スマホから瞬間的に打ってるから仕方ないんだが、と誰ともなく言いわけしてみる。

これだけでは何なので、せっかくだからテキストを抽出して整形してみました。
今後も集計については試行錯誤していこうと思います。


[日付][タイトル][方法][星][ひとこと]

1/3.悪人.録画.2
2人とも好きな役者なのに、後半が間延びして仕方なかった

1/3.ハッピーフィート.録画.3
人間が出てくるシーンでリアルさのラインが揺らいだ感じ

1/3.スターリングラード.録画.4
ずっと昔DVDで見て以来2回目。あのシーンでは絶対隣のやつ気がついてるよな

1/4.雨あがる.録画.3
三船史郎の演技にビックリ

1/4.ボーン・コレクター.録画.4
セルマが気の毒

1/6.宇宙人ポール.劇場.4
ボスの正体に大いに納得

1/7.リーサル・ウェポン2/炎の約束.録画.3
あんまり覚えてない

1/7.マッドマックス.録画.3
鑑賞は5回目ぐらい?BGMがすごく変なことに今さら気づく

1/9.ノウイング.録画.3
とりあえず飛行機と地下鉄とラストの都市大崩壊のシーンは良い

1/9.ほしのこえ.レンタル.5
天才っているんだね。今まで新海誠を知らなかったことを恥じます。他のやつも来週全部借りてこよう。

1/9.エイリアンVS.プレデター.録画.2
パート1と2の合体版。パート1は星3.5、パート2はひどくて途中で脱落につき星ひとつ

1/11.ストリートファイター.録画.4
日本語吹替版ではジェームスコバーンが次元大介そのものに見えた

1/14.ゲットスマート.録画.2
昨日見たけど、ほとんど忘れてるのにビックリ

1/15.モンスターズ/地球外生命体.レンタル.4
鼻歌のおかげでオープニングとエンディングがつながってることに気づいて見直してよかった

1/21.秒速5センチメートル.レンタル.5
先週初見(星4)で結末に腑に落ちないところがあったので、いろいろ調べて自分なりの結論を得てから再度視聴。結果、何度見ても涙が止まらない状態に(汗)

1/23.ロボコップ2.録画.3
ロボコップ2号がストップモーションだったこと、CGのポリゴン丸出しだったことに新鮮に驚いた1990年作品

1/26.イキガミ.録画.2
それぞれのエピソードがちょっと古い感じ。演出も変なところが多い

1/28.ヒミズ.劇場.3
すごい映画だったけど、なぜか心に入ってこなかった。演技過剰?

1/30.時をかける少女.レンタル.4
アニメ版を今さら初鑑賞。実は仲里依紗版どころか原田知世版も見てません


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