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2011.12.21

森田芳光「家族ゲーム」のラストの意味




森田芳光監督が亡くなりました。
謹んでご冥福をお祈りするとともに、この機会に「家族ゲーム」のラストシーンについてメモしておきます。
ネット上にもいくつか解釈がありましたが、この説は見当たらなかったので。


この映画のラストシーンは、うららかな団地の上空をなぜかヘリコプターが飛び回っており、由紀さおりが「何かしらねぇ」とか言いながら、どうしようもない眠気に襲われる、だったと思います(数十年前に見たきりなので、ディティールは曖昧)。
一見のどかな風景に見えますが、ヘリコプターの音が異質で、画面に不安感が漂っています。
映画の登場人物たちの知らないところで何か大事件が起こってるのか、またはどこかの国の細菌兵器的なものが漏れたのか?
---的なシーンに見えました、初見の私の目では。

すべてはヘリコプターの大きな騒音が原因です。
考えてみればクライマックスの食事シーンにしても確定した意味があるわけではないと思い、このシーンのヘリコプターにも大きな意味はないと考えていました、当時は。


ずっと後になって聞いた友人の説に心の底から感心するとともに、あの映画の面白さをあらためて噛みしめました。

映画の途中に、同じ団地に住む人妻の戸川純が由紀さおりに相談するシーンがあります。
曰く、お婆さん(お爺さんだったかも?)が死にそうだが、この団地で死んだ場合、どうやって棺を運び入れるのか?エレベーターに縦に入れるのか?倒れてきたらどうするのか?
なんてことを由紀さおりにグチります。
由紀さおりは親身そうにしながらもちょっとウンザリ、的な笑いのシーンでした。
その後戸川純の出演シーンはなく、この件もどうなったのか映画の中ではわかりませんでした……

ここでいきなり結論。
ラストのヘリコプターはお婆さんの棺を運んでいたのでは?
それ以外にこの映画のラストにヘリコプターが飛ぶ理由が見つけられません。

さあ、誰かこの説に反論してください。


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コメント

はじめまして

あの最後のヘリコプターのシーンですが、棺桶を運んでるのではないと思います。

長渕剛バージョンの家族ゲームを見て、すぐわかったのですが、茂之がめでたく兄と同じ優秀高校に入り、新学期が始まり一緒に通学するシーンがあり、通学途中団地内で同じ高校の制服を着た生徒が飛び降り自殺するシーン(慎一と同じ優秀な高校について行けず落ちこぼれになってしまった人だと思います)があり、茂之はそれを後ろ目にニヤッとしながら気づくも、2人はそのまま何事も無かったように登校していくシーンでストーリーが終わるのです。

それを映画版と照らし合わせると、同じ団地内で父親が心配していた金属バット事件が沼田家以外の家庭で起こった事をヘリコプターの音を通じて言いたかったんだと思いましたね。

沼田家が特殊なんではなく、同じ境遇の家庭が団地内にいたんだよという事を原作者は言いたかったんだと思います。

投稿: はまっ子 | 2012.10.14 12:08

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