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2010.09.08

BECKの制作者に見てほしい「すべてをあなたに」




映画「BECK」の悪評がちらほらと聞こえてきます。
どうやらクライマックスのコユキの歌が、サイレント処理(?)なのが大きな原因らしい。
「筆舌に尽くしがたいほど素晴らしい歌」って意味なんだろうけど・・・。

◆曲が良くなければ成立しない
「すべてをあなたに」はアマチュアバンドの成功と挫折の物語です。
ロック映画らしくないタイトルだけど、これはそのバンドのヒット曲名。この曲が素晴らしいので、バンドがどんどん有名になります。
なので、観客の誰もが納得できる素晴らしい曲でなければ映画が成立しない。
たぶんこの1曲を選ぶためにすごいエネルギーが使われたはず。
1説には候補曲300曲とか。1曲が3分としても聴くだけで15時間かかる!
でもそれが制作者として正しいエネルギーの使い方でしょう。

◆ビートルズっぽいエピソード
「ロック映画ではドラマーはバカで女好きな奴に描かれることが多い」と憤慨していた人を知ってますが、このバンドではドラマーがもっともイイ男です。
ピンチヒッターとして加入したドラマーが勝手に曲のテンポを早くすると、パーティーでバカウケしちゃうのがすべての始まり。
「曲のテンポを早くしたら、ずっと良くなった」って聞き覚えがあるエピソードだけど、監督のトム・ハンクスは有名なビートルズマニアだそうです。
納得。

ということで、これが実際にアメリカでもヒットした納得の1曲です。
PVもいくつかバージョンがあるんだけど、このDVDにオマケで入ってるバージョンが一番好き。

◆余談その1
私が作ったSHUNTLESの「Miss You, Kiss You」という曲は、Aメロもサビも「すべてをあなたに」のパクリです。
別名「すべてはパクリ」(ウソ)。

◆余談その2
愛聴している「ライムスター宇多丸のシネマハスラー」の今週(9/11)のネタは「BECK」です。同じように「観客を納得させるだけの曲を提示しろ」って結論だったら面白いんだけど。
ちなみにBECKは未見、DVDで見ます。

すべてをあなたに(1996年アメリカ)
原題:THAT THING YOU DO !
監督:トム・ハンクス
採点:★★★★☆(5点満点中4点)
ひとこと:曲は4.5点、物語は3.5点。

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