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2010.06.23

超必見映画「プテロドン」




ドラゴンに乗って近代兵器と戦うムービーを作るため、最近はつとめて参考になりそうな映画を借りてました。
本家のアバターはもちろん、ナウシカやラピュタ等の定番から、果ては「ドラゴンもの」や「翼竜もの」なんかにも手を出しました。
後者はB級どころかC級以下の映画ばっかりなんですが、その中でも「プテロドン」は極めつけにひどい1本でした。
あまりにもひどかったので半笑いでご紹介。

◆超安いセット
舞台は太平洋戦争末期のどこかの島。
日本軍を追いつめた米軍が、そこで新たな敵、古代の翼竜プテロドンと対決することに!というお話。

日本軍が洞窟をさぐる場面から映画はスタート。
ファーストシーンの安さに目がクラクラします。
ドリフのコント並。

◆日本語で会話する日本兵
こうした映画では珍しく、日本兵同士は日本語で会話します。しかし発音がめちゃくちゃなので聞き取れず、日本語に日本語字幕が出ます。意味ね~。

さて、洞窟内でプテロドンに襲われ、3人だけになってしまった日本軍は米軍の捕虜に。
窓が大きく開いた掘っ立て小屋に3人を軟禁、見張りは1人。
ダメだろそれじゃ。

捕虜の日本人は朝のお祈りで頭に塩を撒いたりします。
はいはい。

◆登場人物の行動原理がことごとく不明
ヒロインの飛行機乗りのねーちゃんと準主役のオヤジ(大佐)は、深夜、夜行性のプテロドンの森に軽装備で入っていきます。
なぜかは不明。

かように登場人物の行動原理がことごとく理解不能なのですが、中でも一番わからないのはプテロドン君たち。
彼らはなぜかゼロ戦に特攻してくるのです、武器は爪しかないのに、相手は機銃を撃ってくるのに。
ゼロ戦を襲ってもさほどいいことはないと思うのだが。

◆その場で作ってるような脚本
結局米兵と日本兵とで故障したB-29を修理し、プテロドンがのさばる島から脱出することに。
でもその修理のようすが、キャンプ場でだらだらしてる中学生にしか見えない。

日本兵の1人が仮病になるとなぜか全員で看病、そのすきに他の日本兵がこっそり抜け出し、B-29に積んである爆弾を発見。
なぜかそこにガイガーカウンターがあり、それを原爆だと知ってしまう。

・・・この映画作ってるお前ら、ストーリーを撮影現場で考えてないか?

◆雑な作戦と雑な説明
続けます。
脱出するための燃料を、日本軍の保管場所から運び出すことに。
そこはプテロドン営巣地のすぐ横。
さしたる護衛もナシでドラム缶を運び出すヒロイン達。
作戦の肝は「そーっとやる」(笑)。
ドラム缶の腹にでっかく日本語で「燃料」と書いてあるのが笑える。
燃料満タンのドラム缶を、たった2人で苦もなくトラックの荷台にのせられる怪力もすごい。

当然ながらプテロドンに見つかり、バトル開始。
もっとも危険な場所で作業していた大佐を1人残してトラックで逃げるヒロインたち。ひどい。
大佐は銃で応戦、ドラム缶に穴!漏れた燃料が地面に!
そこに照明弾で火だるまになったプテロドンが落ちてきて大爆発。
どう考えても大佐、死んでます。

ところが、その直後の日本兵の反撃(←やっぱりね)でピンチになったヒロインたちを、物陰から助けて「実は生きてました」。
顔がちょっと黒くなっただけでなぜ爆死しなかったのか、説明は一切ナシ。
もちろんトラックと同じぐらいのスピードで徒歩で移動してきた理由も一切不明。

このあと反撃しようとした日本兵を撃った大佐を、相手が瀕死だったのに、という理由で非難するヒロイン。
なんで?あんたら戦争してるんじゃないの?

◆再び「実は生きてました」
燃料も手に入ったし、邪魔な日本兵は皆殺しにしたし、あとはB-29とゼロ戦2機で脱出するだけ。
3機が離陸するとプテロドンの大群が!
ゼロ戦の1機は勇敢なプテロドンの特攻に遭って墜落。
もう1機もエンジン不調で行方不明に。

護衛機がいなくなったB-29を主人公が操縦し、大佐は機関砲を撃ちまくる。
しかしまたもや勇敢なプテロドンの特攻に遭い、大佐は負傷。
侵入してくるプテロドンを落とすため、うっかり原爆も一緒に落としてしまう
大佐は「原爆を落としてしまった、全速力で上昇しろ」と主人公に伝えてこれまた落下。

直後、原爆がB-29の真下で大爆発。
プテロドンは全滅。
B-29は爆発に巻き込まれることなく、辛うじて離脱に成功。
するとそこに行方不明だったゼロ戦が。
「ちょっと!原爆落とすなんて聞いてなかったわよ!」
なぜ脱出できたのか説明は一切ナシ。

◆高速テロップの秘密
そのあと2人のさして意味のない会話があって、なんかイイ雰囲気っぽく終わってるけど、現実は南の島に原爆を落としてしまった地獄絵図。

やけに高速でスクロールするエンドロールが流れて映画は終わります。
この映画に関わった人間の名前をわざと読みにくくするため、スクロールが超早いのだと思うのだけれど、真相はいかに?


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コメント

あるいみおもしれーじゃン!w

投稿: jojo | 2010.06.23 03:11

なので「超必見」(笑)
IMdbのレビュー欄を発見。★ひとつのオンパレード(笑)。
プテロドン(Warbirds)レビュー欄

投稿: ghid | 2010.06.23 11:49

>でもその修理のようすが、キャンプ場でだらだらしてる中学生にしか見えない。

>・・・この映画作ってるお前ら、ストーリーを撮影現場で考えてないか?


ghidさんのコメントで楽しませていただきました。

投稿: 専太郎 | 2010.06.23 12:55

専太郎さん<
読んでしまったのが運のつき。
何もすることがない休日などにぜひどうぞ(笑)。

投稿: ghid | 2010.06.23 21:40

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